データとリサーチ

BetterFreezeがどのように生殖医療の情報を収集し、読み解き、公開しているかをご紹介します。マーケティングのためではなく理解のためにデータを扱います。すべての情報は米国の公的生殖医療データベースとクリニックの報告に基づいています。

どのデータを使っているか

公開されているクリニック報告に依拠し、すべての比較がオープンデータへたどれるようにしています。

主な出典

  • CDC ART 成績データベース(最新:2023年サイクル)
  • SART 参加クリニックレポート
  • クリニックの公開情報およびコーディネーター確認

※これらの公開データは、BetterFreeze上のすべてのクリニック情報の土台です。

データをどのように処理するか

認定を主張するためではなく、わかりやすさを高めるために3つの手順で扱います。

  1. 検証

    CDC/SARTの記録やクリニックの開示と突き合わせます。

  2. 正規化

    比較できる指標(例:移植あたりの出生率)で揃えます。

  3. 注釈

    数値が臨床で何を意味するのか、専門家のコメントを添えます。

※公開記録を読み解き、複雑な結果を理解しやすくすることを目的としています。

なぜ公開するのか

透明性は目的ではなく、私たちの進め方です。

クリニックやプログラムで結果がどのように異なるかを示すことで、患者が仕組みを理解し、自分に合った選択ができるようにします。

  • 広告枠や順位を販売しません。
  • 商業的な理由でクリニックの記録を改変・削除しません。
  • 解釈は臨床監修のもとで行います。

※情報の信頼性と利用者の信頼を守るため、独立した運営を維持しています。

例:米国のIVF全国成績(2023年)

下の表は、治療タイプと年齢層で報告される成功率の違いを示しています。

年齢帯新鮮胚移植凍結胚移植ドナー卵
35歳未満52%47%63%
35〜37歳44%42%61%
38〜40歳32%34%57%

各数値はCDCの定義に準拠して標準化しています。

臨床監修

臨床とコーディネーションの両面から、複雑な生殖医療を人に寄り添う体験へ。

渡辺 晃 医師 portrait

渡辺 晃 医師

創業者/生殖医療・越境コーディネーション

米国とアジアのクリニック連携をリードし、バイリンガルでエビデンスに基づく治療計画づくりを支援します。

Molly Chu-Chen

主任胚培養士/ラボ品質管理・国際患者支援

高ボリュームの胚培養ラボでの経験をもとに、採卵ロジスティクスと品質管理を統括します。

最終更新日